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【Q&A】BinanceでBSCネットワークでの出金を選択するとどうなりますか?

BinanceでBSCネットワークでの出金を選択するとどうなりますか?

仮想通貨をウォレットなどに出金する際、ネットワークの選択肢がいくつか表示される場合があります。

ビットコインは「BTC」、イーサリアムやイーサリアムの規格であるERC20のトークンは「ETH」など、本来のネットワークを選択すべきですが、ほかにも、BNB(バイナンスチェーン)やBSC(バイナンススマートチェーン)などが選択肢として表示されます。

Binanceネットワークの選択

特にBNBやBSCで使いたい目的がない場合は、必ずネットワークは本来のネットワークを選択してください。BNBやBSCを選択してしまうと、同じ価値を持つ別の仮想通貨に変換されてしまいます。

BNBネットワークやBSCネットワークで送金した場合、「Binance-Peg コイン名」という別のトークンとして送金されます。

これらのトークンは、Binance(バイナンス)が元のコインと同じ価値を持つことを保証しているので、価値自体が減ることはないのですが、Binance以外で元のトークンとして使おうとしても使えない場合があります。

もし間違えてBNBネットワークやBSCネットワークで送金してしまった場合、Binanceに送り返す対応が基本になりますが、送金先がBNBネットワークやBSCネットワークに対応していなければ、手順が複雑になり、最悪コインが消えてしまうこともあるそうです。

このミスは、特にERC20のトークンでよく起きているそうで、Binanceでは、3パターンに分けて対処法を紹介しています。

送金先がBSCネットワークとイーサリアムネットワーク両方に対応

送金先がBSCネットワークとイーサリアムネットワークの両方に対応している場合は、単にBinance(バイナンス)に送り返せばOKです。

送金先がBSCネットワークとイーサリアムネットワークの片方に対応

送金先がBSCネットワークとイーサリアムネットワークの片方にしか対応していない場合は、そのウォレットの秘密鍵を、両方のネットワークに対応している新しいウォレットにインポートします。

送金先が仮想通貨取引所またはカストディアルウォレット

送金先が仮想通貨取引所またはカストディアルウォレット(第三者が管理するウォレット)だった場合、取引所かウォレット管理者に問い合わせる必要があります。ただし、この場合は資金が戻ってこない可能性もあるそうです。

資金が戻ってこない可能性もあるため、ネットワークの選択は慎重に行いましょう。