【Binance】バイナンスアーニングとは? 種類や仕組みを解説

Binance(バイナンス)は、保有する仮想通貨を預けると利息を得られるサービスを多数提供しています。そうしたサービスは「バイナンスアーニング」と呼ばれるコーナーにまとめられており、2021年10月の時点で下記の8種類があります。

・セービング

・定期ステーキング

・ローンチプール

・BNBヴォールト

・ETH2.0ステーキング

・流動性スワップ

・DeFiステーキング

・デュアル投資

Binanceサイトは日本語化されているので、投資方法や利率はすぐにわかりますが、儲かる仕組みがよくわからないものは利用を躊躇してしまいますよね。この記事では、バイナンスアーニングの各サービスがどのような仕組みかに焦点を当てて、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

目次

バイナンスアーニングの利用方法

バイナンスアーニングへは、Binance(バイナンス)のトップページ上部のメニュー「ファイナンス」から、「バイナンスアーニング」をクリックすることでアクセスできます。

バイナンスアーニング

バイナンスアーニングは、「バイナンスアーン」と呼ばれることもあります。「アーン(earn)」というのは、英語で「稼ぐ」という意味です。保有する仮想通貨を活用して稼ぐこができるサービスをまとめたコーナーということですね。

バイナンスアーニングで利用できるサービスは、2種類の方法から探すことができます。

サービスの種類から選ぶ

バイナンスアーニングのページをスクロールして一番下にいくと、バイナンスアーニングで利用できる8種類のサービスが表示されます。セービング(レンディング)やステーキングなどさまざまなサービスがあります。

バイナンスアーンの種類

使いたいサービスが決まっている人は、この一覧から「セービングへ」「ステーキングへ移動」などをクリックすると、それぞれのサービスで提供されている商品一覧に移動することができます。

元本保証・高利回りから選ぶ

ページ上部には、すべての種類のサービスから、「元本保証」や「高利回り」の商品がピックアップされて表示されます。Binance(バイナンス)で提供されている商品すべてではなく、特に条件がよかったり、知名度が高かったりする商品がピックアップされているので、たくさん商品があってよくわからない人はこの中から選ぶといいでしょう。

高利回り・元本保証選択

「元本保証」というのは、ステーキングやセービングなど、「預け入れた仮想通貨がそのまま返ってくる」タイプの商品です。

一般的に、元本保証の製品はあまり利回りがよくありません。一方、元本保証がない商品は100%を超える場合もあるなど高利回りです。

Binanceでは、主に「流動性スワップ」「デュアル投資」「DeFiステーキング」の3種類のサービスで元本保証がなく、元本割れするリスクがあります。ちなみに、元本割れのリスクが発生する主な理由は、こうしたサービスが分散型取引所(DEX)に関連するサービスであり、DEX特有の「変動損失」と呼ばれるリスクがあるからです。

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セービング

セービングには、いつでも引き出しができる「フレキシブルセービング」と、一定期間は引き出しができない「固定セービング」、限定商品である「アクティビティ」の3種類があります。

フレキシブルセービング

ビットコイン(BTC)やエイダコイン(ADA)、アトム(ATOM)などが対象で、年利0.5~1.5%です。仕組みとしては、マージン取引をしたい人向けに資金を貸し出すレンディングです。

レンディングというと通常は一定期間資産がロックされてしまうはずですが、このフレキシブルセービングでは自由に引き出すことができます。

自由に引き出せるというメリットがある分、通常のレンディングよりも年利が低くなっています。しっかりレンディングをやるなら一定期間資産がロックされてしまうタイプのサービスの方がおすすめですが、このサービスは、「数日などごく短時間仮想通貨を使わない時期がある」人に向いています。

固定セービング

こちらも仕組みはレンディングです。ロック期間は、7日から90日で選択できます。

ビットコイン(BTC)の90日間の預け入れで年利7.00%、テザー(USDT)の7日間の預け入れで4.24%程度の年利ですが、商品の売り切れが目立ちます。

固定セービング

メジャーな仮想通貨が預け入れられないのがデメリットになるでしょう。

アクティビティ

仕組みとしては、固定セービングと同じですが、年利が15~50%と高く設定されています。ただ、これは特に利回りが優遇された限定商品なので、常時利用できるわけではありません。

Binanceのブログによると、「供給量が限られるので早めに参加してください」とのことです。ただ、過去に開催されたアクティビティの銘柄は、あまり名前を聞かない仮想通貨が多いので、参加する前にコインの精査は必要になるでしょう。

定期ステーキング

いわゆる通常の「ステーキング」です。コンセンサスアルゴリズムにPoSを採用している仮想通貨の場合、仮想通貨を預け入れると、仮想通貨の運営(取引の承認)に参加することができ、報酬を受け取れます。

一見見たことがない仮想通貨が多いですが、下の方にスクロールしていくと、ステーキングできる仮想通貨として日本人にも人気のエイダコイン(ADA)やポルカドット(DOT)、リスク(LSK)などが表示されます。

ロック期間は15日から90日の中で選択でき、年利は、メジャーな仮想通貨だと数%~10%程度です。マイナーな仮想通貨では、10%を超える年利が設定されている場合もあります。

ローンチプール

新しく上場する仮想通貨を購入することができるサービスです。仕組みとしては、Binance(バイナンス)が発行するバイナンスコイン(BNB)の保有金額に応じて、新しい仮想通貨の購入権が得られます。

時期によっては開催されていないこともありますが、2021年の実績だと、10月までに9回開催されたようです。

新しい仮想通貨は値上がりしやすい傾向がありますが、必ず上がるとも限らないため、プロジェクトの有望性などを事前に確かめて参加するのがいいでしょう。

BNBヴォールト

「BNBヴォールト」は、一言で言うと、Binance(バイナンス)で提供されている、バイナンスコイン(BNB)を保有すると利益を得られるサービスに複数まとめて参加できるサービスです。

通常、バイナンスアーニングのいずれかのサービスを利用すると、そのサービスに仮想通貨を預け入れる必要があるので、他のサービスは利用できません。しかし、BNBヴォールトを利用すると、複数のサービスを利用することができます。

らっこ
「ヴォールト」というのは、英語で金庫という意味だよ!

現在利用できるサービスは、主にBNBフレキシブルセービング、DeFiステーキング、ローンチプールですが、ユーザーが複雑なことを考える必要はなく、単にBNBヴォールトに預け入れるだけでOKです。

お得なサービスのように見えますが、現在推定の年利は0.35%で、それほど高くはありません。推定年利は、BNBヴォールトのページに表示されます。

BNBヴォールトの年利

ETH2.0ステーキング

ETH2.0ステーキングというのは、イーサリアム(ETH)のステーキングサービスではありますが、かなり長期(年単位)の資金拘束がつくものです。

イーサリアムは現在コンセンサスアルゴリズムとしてビットコイン(BTC)と同じPoW(プルーフ・オブ・ワーク)を採用していますが、将来的にPoS(プルーフ・オブ・ワーク)への移行を予定しています。

たぬき
電力消費などが問題になっているからね!

現在、テスト的に運用されているPoSの仕組みがあるのですが、ETH2.0ステーキングは、このPoSにイーサリアムを預け入れるものになります。

ステーキングサービスは、一般的に預け入れ期間を数日から選べるものが多いですが、ETH2.0ステーキングは、イーサリアム側の事情で、PoSが本格採用される時期まで引き出すことができないという制限がかかっています。

本格採用される時期については、まだ未確定のうえ、最長2年かかる可能性もあります。時期的な拘束が強いので、イーサリアムの将来性を信じて長期保有する予定の方に向いている投資です。

流動性スワップ

これは、一般的な名称だと、分散型取引所(DEX)で行われるイールドファーミングです。

仮想通貨の取引所取引では、売りたい人と買いたい人のマッチングが行われますが、DEXとは、特定の人相手ではなくあらかじめ多くの仮想通貨を入れたプールの中の仮想通貨を対象に取引を行う仕組みです。ビットコインを売ってイーサリアムを買う取引をする場合で考えると、取引したい人は、まずビットコインとイーサリアムが両方入ったプールにアクセスし、その中にビットコインを入れ、代わりにイーサリアムを受け取ります。この、プールにあらかじめ入れてある仮想通貨を提供する代わりに報酬を受け取るのがイールドファーミングです。

イールドファーミングの特徴は、「変動損失」と呼ばれる原資割れのリスクがあることです。その代わりに、利回りが高く設定されています。仕組みが非常に難しいので、簡単にまとめると、イールドファーミングでは、2つの仮想通貨をペアでプールに預けれます。そして、その2つの仮想通貨が同じような割合で値上がりした場合、または値下がりした場合は、それほど損失が発生せず、高い利回りをそのまま受け取ることができます。

一方で、片方の仮想通貨だけが大きな価格変動を起こすと、預け入れた資金を引き出すときの時価総額が目減りしてしまいます。詳しい仕組みはこの記事にまとめました。

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イールドファーミングは一般的に高い利回りに設定されているため、ある程度の変動損失が発生しても、トータルで収益が上がる場合があります。しかし、仮想通貨投資の中ではリスクが高いものに分類されるため、Binanceで流動性スワップを利用する前には、かなり難しいクイズを全問正解させる必要があります。

こうしたクイズは、もちろん事前に理解しておいた方がいいですが、実際には、間違えた問題には正解が表示されるので、誰でも利用することができます。

DeFiステーキング

Binance(バイナンス)を経由して、外部のDeFiサービスに参加するものです。見にくいですが、左端のオレンジの帯に、どのDeFiサービスに投資するのかが書かれています。

DeFiステーキング

2021年10月現在では、下記のDeFiプロジェクトに参加可能です。

BSC、VENUS、HARD、MAKER

提携しているDeFiサービスはBinanceが審査の上選定したものですが、仮にDeFiサービスでトラブルがあったとしてもBinanceは責任を負わないという旨が書かれています。

期間は決まっていないフレキシブルの製品が多いですが、翌日の00:00(UTC)から収益計算が開始されるため、そこから最低1日は預け入れないと収益が発生しません。

仮想通貨取引所を通じてDeFiプロジェクトに参加するサービスは、Bybit(バイビット)も二重資産マイニングやDeFiマイニングで提供しています。

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デュアル投資

Bybitの二重資産マイニングと同じ仕組みです。非常に難しい仕組みになりますが、元本割れのリスクが存在します。

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簡単に説明すると、原資産(ビットコインやイーサリアム)が上昇するか下落するかを予想し、それが当たれば利益が上がる商品です。しかし、外れた場合は逆に損失が発生します。バイナリーオプションのようなイメージですね。

上昇・下落が当たったか外れたかにかかわらず、一定の利回りは付与されるため、予想を外したとしても、必ず原資割れするわけではないというメリットもあります。

Binanceのサイトには利回りの仕組みしか記載がなく、受け取れる利回りは何に由来するのかわかりませんでしたが、Bybitの場合、仮想通貨をロックしている期間、分散型取引所(DEX)のUniSwapに流動性を提供するため利回りが発生するという仕組みになっていました。Binanceでも同様の仕組みを採用しているのではないかと思われます。

まとめ

どの投資商品を選ぶかの大きな基準に、元本保証がいいか高利回りがいいかがあるでしょう。

個人的には、そもそも仮想通貨がハイリスク・ハイリターンなものなので、どちらかといえば高利回りの商品にお金を入れることが多いです。

バイナンスアーニングという仕組み自体が、仮想通貨の値動きの上昇・下落とは無関係に、保有することで利回りを得られることを望む人向けのサービスですが、デュアル投資のように、少し相場を予想するような要素が入っているサービスもありますので、バイナリーオプションのように利用してみるのもいいかもしれません。

らっこ
8種類もあるからいろいろ選べるね!

長期保有前提で、+αの利益を積み上げたいということであれば、預け入れ期間が長いものがおすすめです。1日単位など短期で預け入れる商品だと、毎日登録しなおすのも大変ですし、利息の起算時間が決まっているものだと、「預け入れ」→「数時間経過」→「利息の起算開始」→「払い戻し」→「再度預け入れ」→「数時間経過」・・・というプロセスを踏むことになり、実質1日おきの預け入れになってしまいます。

また、こうしたサービスは「Binanceのウォレットに資金を入れたまま手軽にできる」というのが売りなので、外部のDeFiなどに直接預け入れた方が利回りは高い場合もあります。

とはいえ、外部サービスはほぼ英語になりハードルが上がるので、よくわからない人はとりあえずBinanceで初めてみるのがおすすめです。

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