bitFlyer(ビットフライヤー)は国内でも№1のビットコイン取引量がある仮想通貨取引所です。
人気の仮想通貨13種類から選んで売買ができるので多くの人が利用しています。取引所スマートフォンとパソコンの両方に対応しているので、スマホのみでも気軽に仮想通貨取引をはじめることができます。
また、普段はBinance(バイナンス)やBybit(バイビット)など海外の仮想通貨取引所を使っている人でも、そこに送金するまでの手段として口座開設をしている場合が多いです。
楽天などの提携サービスを利用することでビットコインがもらえるサービスもあり、口座を開設しておいて損はない業者といえます。
この記事では、ビットフライヤーがどのような仮想通貨取引所なのか、メリットやデメリットを含めた特徴を紹介していきます。
ビットフライヤーの特徴は?
bitFlyer(ビットフライヤー)は、2014年に設立され、現在は港区赤坂のミッドタウン・タワーに本社を構える業界大手の企業です。
ライバル社であるCoincheck(コインチェック)は2018年にネムの流出騒動を起こしてしまいましたが、ビットフライヤーは強固なセキュリティー体制で、まだ流出トラブルが起きたことはありません。
取引所・販売所・仮想通貨FX・先物の4種類の取引が可能
bitFlyer(ビットフライヤー)では、13種類と国内取引所としては豊富な種類の仮想通貨が取引できます。ただし、取引所・販売所・仮想通貨FX・先物の4種類の取引形態があり、どの通貨が取引できるかが異なります。
販売所 | ビットフライヤーを相手とした取引(相対取引) |
---|---|
取引所 | 利用者同士の取引(取引所取引) |
仮想通貨FX | 買いに対しては売り、売りに対しては買いを必ずセットで行い、差額のみを受け取る差金決済取引(レバレッジ対応) |
先物 | 決められた期日までに売買することを約束する取引(レバレッジ対応) |
一般的に、販売所は取引所より取引コストが割高という特徴があります。
各サービスでどの仮想通貨が取引できるのかを一覧にまとめました。
仮想通貨 | 対応サービス |
ビットコイン(BTC) | 販売所、取引所、FX、先物 |
イーサリアム(ETH) | 販売所、取引所 |
イーサリアムクラシック(ETC) | 販売所 |
ライトコイン(LTC) | 販売所 |
ビットコインキャッシュ(BCH) | 販売所、取引所 |
モナコイン(MONA) | 販売所、取引所 |
リスク(LSK) | 販売所 |
リップル(XRP) | 販売所、取引所 |
ベーシックアテンショントークン(BAT) | 販売所 |
ステラルーメン(XLM) | 販売所、取引所 |
ネム(XEM) | 販売所 |
テゾス(XTZ) | 販売所 |
ポルカドット(DOT) | 販売所 |
ビットコイン取引量が国内№1
bitFlyer(ビットフライヤー)は2016年から2020年のビットコイン年間取引量が国内№1の大手仮想通貨取引所です。ビットコインの取引量が多いということは、安定した取引を行える取引所だということでもあります。
仮想通貨の取引は、買いたい価格と数量を売ってくれる人がいることで成立します。もし取引量が少ない取引所の場合、ビットコインを買いたい時に必ずしも希望の価格で売ってくれる人がいるとは限りません。そのため、希望の価格で変えなかったり、値が飛ぶことで希望の価格ではない不利な価格でビットコインを買ってしまう可能性があるのです。
ビットフライヤーのようにビットコインの取引量が多ければ、いつでも希望する価格と数量で買うことができ、安定したスムーズな取引を行うことができます。
強固なセキュリティー
仮想通貨はデジタル通貨なので取引所へのハッキングなどによって奪われて、流出させてしまう可能性があります。
しかし、ビットフライヤーでは強固なセキュリティによって資産である仮想通貨は守られているため安心です。ビットフライヤーが取り扱う個人情報は全てSSL通信によって暗号化されており、ファイア・ウォールによる社内環境の防御をおこなっているため、不正なアクセスを防止し守られています。
ビットフライヤーへのログインも強度なパスワードの利用が推奨されており、スマートフォンなどによる二段階認証機能を設定することができます。
二段階認証とは、IDとパスワードを入力した後に、さらに認証が必要となる方式のことです。仮想通貨取引所やFX業者では、スマートフォンやPCアドレスにコードが送信され、ログインするにはそのコードを入力する必要がある方法が採用されていることが多いです。本人しか閲覧できないスマートフォンやPCアドレスを経由することで、セキュリティレベルが大幅に高まります。
さらに、ビットフライヤーが顧客から預かる仮想通貨資産のうち80%は、インターネットから切り離されたコールドウォレットで管理されるため、ハッキングによる流出のリスクが低く安心です。
他にも頻繁なウィルスチェックやハッキングテスト、ビットフライヤーと顧客の資産を分けて管理する分別管理が行われているので、心配することなく仮想通貨の取引に集中することができます。
ビットフライヤーのメリットを紹介
bitFlyer(ビットフライヤー)は、初心者から上級者まで、幅広いユーザーに適した取引所で、このようなメリットがあります。
✓100円からの少額取引が可能
✓ビットコインをもらえるサービス
✓bitFlyer LightningでFXや先物取引ができる
✓パソコンとスマホ両方に対応
それぞれどのようなメリットなのか紹介をしていきます。
100円からの少額取引が可能
投資と言えば数十万円や数百万円の大金が必要というイメージがあるかもしれませんが、bitFlyer(ビットフライヤー)では少額からの取引に対応しており、100円から取引をはじめることができます。
ビットコインでいえば、1枚のビットコインの価格は数百万円で、1枚単位で買える人は少ないでしょう。ビットフライヤーでは、1枚よりも細かい0.1枚や0.001枚で購入することができるため、初心者の方でも大金を用意する必要はありません。
取引所・販売所・仮想通貨FX・先物のどのサービスを利用するかで、最小の取引単位は異なりますが、最も少額から取引できる取引所サービスでは、0.00000001BTC(1BTC=400万円のとき0.04円)の少額から購入することができます。
仮想通貨の取引単位はわかりにくいですが、購入前にサイト上で日本円換算の価格を確認できるのも、国内取引所のいいところです。
ちなみに、毎月仮想通貨を購入して少額で積み立てていくこともできるので、頻繁に取引を行う必要無く、初心者でも無理のない投資を行えます。
パソコンとスマホ両方に対応
ビットフライヤーはパソコンとスマートフォン両方の取引に対応をしています。
パソコンからはシンプルで取引しやすい販売所と取引所が使え、上級者でも満足した取引が行えるプロ向け取引所のbitFlyer Lightningが使えます。
特にbitFlyer Lightningは仮想通貨の注文情報が分かる板を確認することができ、チャートも同じ画面に表示されるためリアルタイムな取引を行うことができます。
カチカチと売りと買いの音が鳴り、臨場感ある取引が行える独特な特徴もあります。
スマートフォン用には専用のアプリが用意されており、販売所、取引所、Lightningのそれぞれで取引が行えます。
アプリでは使いやすさを重視しているためチャートの下に売りと買いのボタンが大きく表示され、直感的な操作で取引を行うことができます。Lightningも専用の画面が用意されており、パソコン版と似た感覚で取引を行うことが可能です。
bitFlyer LightningでFXや先物取引ができる
先ほども少しプロ向けの取引所と紹介をしましたが、ビットフライヤーでは現物やFXや先物(Futures)の取引が行えるbitFlyer Lightningが使えます。
FXでは用意した資金を最大2倍まで増やして取引が行えるレバレッジが使え、売りと買いのどちらからでも取引をはじめることができます。
指値と成行以外にIFDやOCOといった外国為替証拠金取引のFXと同様の注文方法を使うことができるので、FX経験者ならスムーズに仮想通貨FXをはじめることが可能です。
bitFlyer Lightningではビットコインの先物取引を行うことができます。
1週間、2週間、3ヵ月の満期日から取引を選ぶことができ、満期日までの将来の価格を予測し、将来の満期日までに指定した数量の売買を行う取引です。
先物は他の取引と比べると仕組みが難しい特殊な取引ですが、レバレッジを掛けることができるため、資金以上の取引を行うことができます。
ビットコインがもらえるサービス
ビットフライヤーではビットコインがもらえるサービスが利用できます。
ビットフライヤーが提携する他社サービスをビットフライヤーを経由して支払うことで、支払い代金の一部をビットコインでもらうことができるのです。
例えば、楽天市場やYahoo!ショッピングでの買い物、るるぶトラベルやJTBでの旅の予約、PayPay銀行の口座開設やピザハットでのデリバリーなどに対応しており、普段使うサービスなど様々な支払いでビットコインがもらえます。
他にも、ビックカメラ.comではビットフライヤー経由でビットコインによる買い物ができます。
ビットフライヤーのデメリットを紹介
ビットフライヤーには仮想通貨取引を行う上でのデメリットも存在します。
✓bitFlyer Lightningは対応通貨が少ない
✓販売所は取り扱い仮想通貨数は多いがスプレッドが広すぎる
2つのデメリットについても紹介をしていきます。
bitFlyer Lightningは対応通貨が少ない
bitFlyer Lightningには対応通貨が少ないデメリットがあります。FXと先物に関してはビットコインの取引しか行うことができません。
現物の取引に関しても、ビットコイン、イーサリアム、リップル、ステラルーメン、モナコイン、が日本円での取引に対応しています。
ビットコインキャッシュに関しては日本円ではなくビットコインとの取引に対応しています。
全13種類の仮想通貨に対応するビットフライヤーですが、利用者同士の取引には6種類の仮想通貨して対応していないのです。
そのため、bitFlyer Lightningを使った現物取引を行いたい場合には全ての仮想通貨ではなく6種類の限られた仮想通貨でしか取引を行うことができません。
ちなみに、販売所とbitFlyer Lightningとは別に存在するビットフライヤーの取引所ではビットコインの現物取引しか取り扱われておりません。
販売所は取り扱い仮想通貨数は多いがスプレッドが広すぎる
ビットフライヤーの販売所では13種類全ての仮想通貨を購入することができます。
しかし、販売所にはスプレッドと呼ばれる売買差額が設定されており、安易に欲しい仮想通貨を買ってしまうと損をしてしまう可能性があります。
例えば、ビットコインに関しては20万円近くのスプレッドが設定されていたり、イーサリアムに関しても15万円近くのスプレッドが設定されています。
価格の高い仮想通貨ほどスプレッドの差が広く、現在の仮想通貨価格では買えない可能性があるのです。
そのため、ビットフライヤーで仮想通貨を買う際にはbitFlyer Lightningや取引所を使って買う方が、スプレッドの差が狭いのでおすすめです。
仮想通貨取引初心者やメジャーな通貨のトレードに集中したい人におすすめ
以上がビットフライヤーのメリットやデメリットを含む特徴の紹介となります。
国内№1のビットコイン取引量がありセキュリティに関しても強固で、スマートフォンだけでも少額取引をはじめることができるので、仮想通貨投資初心者におすすめの取引所です。
特にビットコインやイーサリアムといったメジャーな仮想通貨のトレード(取引)に集中したい人も、bitFlyer Lightningを使って高度なトレードを行うことが可能なのでおすすめできます。
海外取引所の方が、取り扱い銘柄が多いなどのメリットがありますが、その海外取引所への送金手段としても、国内取引所の口座開設は必要になります。
ぜひ、どの仮想通貨取引所を利用するか悩んでいる人は、ビットフライヤーで仮想通貨取引をはじめてみましょう。