Bitgetは、口座開設してトレードするだけなら、本人確認(KYC)なしで使用できます。
さらに、 Binance(バイナンス)などがKYCなしの場合の出金制限を引き下げる中、BitgetはKYCなしでも20BTCまでの出金が可能なので、ほとんどのトレーダーはKYCなしでも問題なく利用できるでしょう。
しかし、クレジットカード入金を行ったり、仮想通貨のIEO(新規取引所公開)に参加したりするにはKYCが必要なので、時間がある方はKYCも口座開設時にまとめてすませておくといいでしょう。
この記事では、Bitgetの口座開設方法や2段階認証・KYCのやり方を図解します。
Bitgetの口座開設方法
Bitgetの口座開設を行うには、まず口座開設フォームにアクセスします。
アカウント情報入力
①「電話番号」か「メール」のどちらかを選択して記入し、②パスワードを2回入力します。その後、「今すぐ登録」をクリックします。利用規約への同意はあらかじめチェックボックスにチェックが入っています。

電話番号を入力する場合は、「090********」などの電話番号の、頭の「0」を抜いて、「90********」として入力してください。これは、国番号付きの電話番号の表示ルールです。
仮想通貨取引所は、不正アクセスされてしまうと仮想通貨を奪われてしまうリスクがあるので、パスワードは複雑なものにするのがおすすめです。大文字・小文字・数字・記号を組み合わせ、パスワードを長くすると安全性が高まります。
パズルが表示されるので、完成させてください。

メールアドレスまたは携帯電話番号宛てに確認コードが送信されますので、入力して「登録完了」をクリックします。

認証コードが合っていれば、自動的にマイページにログインし、トップページに遷移します。
これで口座開設は完了ですが、Bitgetに送金して使い始める前に、二段階認証を設定するのがおすすめです。二段階認証は、セキュリティ上とても重要なので、口座開設後すぐに設定してください。
Bitgetの二段階認証の設定
口座開設後、マイページ右上の人型のマークから「セキュリティ設定」をクリックします。

各種セキュリティ設定が表示されるので、「電話番号」「メールアドレス」「Google Authenticatorコード(Google認証)」の中から好きなものを選択してください。

二段階認証は、通常ログインする情報とは別の情報で確認を行うことが必要なので、メールで口座開設を登録を行った人は「電話番号」か「Google Authenticatorコード」を、携帯電話で口座開設を行った人は「メールアドレス」か「Google Authenticatorコード」を選択します。
Google認証は、専用のアプリをインストールすることになるので、手続きが面倒です。スマホ認証またはメール認証の方が手軽にできます。
しかし、安全性の面ではGoogle認証の方が高いです。スマホ認証はSMSを利用することになりますが、SMSは通信を傍受することができるそうです。メールも不正アクセスの問題があります。いずれの方法も画像付きで紹介しますので、お好きな方法を選んでください。
スマホ認証
スマホ認証は、Google認証と比較すると設定がとても簡単です。
国番号は日本の「+81」が自動で入力されているので、「+81」が入力されているか念のため確認してください。その後、電話番号を入力します。「090********」などの電話番号の、頭の「0」を抜いて、「90********」として入力してください。これは、国番号付きの電話番号の表示ルールです。

電話番号の入力が終わったら、SMS認証の「送信」ボタンを押してください。スマホのSMS宛に認証コードが送信されるので、入力して「送信」ボタンをクリックします。
認証が完了すると、セキュリティ設定の電話番号欄に携帯電話番号が表示されます。
Google認証
iPhoneかAndroidか、デバイスに応じてアプリをダウンロードします。Bitgetのページからダウンロードできるページに直接移動できます。または、各ストアでアプリの名称を入力して検索することもできます。iPhoneは「Google Authenticator」、Androidは「Google 認証システム」です。

インストールが完了したら、アプリからQRコードを読み込みます。アプリ画面に表示される「+」ボタンをクリックすると、QRコードの読み込み画面が表示できます。

すると、6桁のパスワードがアプリに表示されるので、それをBitgetのサイトに入力して「送信」を押します。
QRコードの横に表示されるアルファベットのキーは、Google認証にアクセスできなくなった場合の復元に必要なので、メモして保管しておいてください。
Google認証のコードの入力が成功すると、次は口座開設時に使用した「メールアドレス」または「電話番号」のどちらかでの認証画面が表示されます。

自分で「送る」ボタンを押さなければ、「メールアドレス」または「電話番号」にコードが送信されないので、クリックしてコードを送信してください。このコード入力が終われば、Google認証の設定は完了です。
Google認証では、アプリに常時表示されているパスワードを入力します。QRコード読み込みが完了していたら、アプリにBitgetのアカウント情報が自動で入力され、パスワードが表示されるようになります。
Google認証のコードを入力してもエラーが出てしまう場合は、スマホ側で、「携帯電話の日時設定を自動にする」操作を行ってください。
日時設定を自動にするには、Androidの場合、「設定」から「システム」をクリックし、「日時と時間」を選択します。そこに、「日付と時刻の自動設定」という項目があるので、それをONにします。

iPhoneの場合は、こちらのページで確認できます。
この手順でも解決しない場合は、下記の記事を参考にしてください。

Bitgetの本人確認(KYC)の方法
Bitgetでは、本人確認(KYC)を行わなくても使いやすい海外取引所ですが、KYCを済ませると、このようなメリットがあります。
✔一日の出金可能額が増える
✔クレジットカード入金が可能
✔IEO(新規取引所公開)に参加可能
BitgetのKYCは3段階
本人確認(KYC)が3段階に分かれている海外取引所もありますが、BitgetのKYCは、KYCなしかKYC完了かの2段階のみです。
それぞれ、1日あたりの出金限度額や提出が必要な書類が異なります。
KYCなし | KYCあり | |
出金限度額 | 20BTC | 200BTC |
必要書類 | なし | 運転免許証・パスポート・マイナンバーカードのいずれか一点と身分証明書を持っている写真 |
Bitgetの顔認証は、動画で撮影するタイプではなく、身分証明書を持っている写真をアップロードするタイプです。動画で撮影するタイプはエラーが起きやすいですが、Bitgetのような写真タイプだと比較的スムーズに手続きが進むことが多いです。

BitgetのKYCのやり方図解
Bitgetの本人確認(KYC)を行うには、マイページの右上の人型のマークから、「アカウント情報」をクリックします。

「アカウント情報」ページをスクロールし、一番下の「ID認証」の「認証」ボタンをクリックします。

中国に住んでいるかそれ以外の地域に住んでいるか聞かれるので、「他の国/地域」の「認証」をクリックします。

①居住国を入力し、②名前を入力し、③IDカード、パスポート、その他の証明書の中から身分証明に使用する書類を選択します。運転免許証の項目がないですが、運転免許証を使用したい場合は「IDカード」を選択すればOKです。
続いて、④身分証の番号を入力し、身分証の画像と自撮り画像をアップロードします。ファイルサイズの制限が「2MB」と厳しいので、ファイルサイズを小さくしてからアップロードしてください。すべて終わったら、「提出」ボタンをクリックします。

なお、自撮り画像では、身分証明書とメモ(「Bitget」と撮影当日の日付を書いたもの)を手にもって撮影する必要がありますので、スマホなどのタイマー機能を使って撮影するといいでしょう。
これで登録作業は完了で、Bitget側で審査が行われます。審査はスムーズに進むようで、数時間で承認されました。
まとめ
Bitgetは、本人確認(KYC)なしでも使える仮想通貨取引所ですが、時間のあるときにKYCを済ませておくと、急ぎで入金したいときにクレジットカード入金ができたり、IEO(新規取引所公開)に参加できたりと便利です。
この記事を参考に、KYCの手続きをやってみてください。