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【仮想通貨基礎知識】資金調達率とは? FXのスワップポイントとの違いも解説

仮想通貨取引所を利用し始めた人の中には、「資金調達率」がわかりにくいという人も多いでしょう。

資金調達率とは、FXのスワップポイントと似たような仕組みで、仮想通貨の取引形態のうち、無期限先物取引のポジションを保有していると発生します。

らっこ
らっこ
無期限先物取引は、仮想通貨FX(暗号資産FX)と似た仕組みだよ!

スワップポイントとの違いは、下記の通りです。

✔無期限先物契約で発生する

✔売りポジションと買いポジションでマイナスになる側が変わる場合も

✔数時間おきに発生する

✔国内取引所では発生しない

この記事では、資金調達率の仕組みをわかりやすく解説します。

資金調達率の特徴

資金調達率は、仕組み上変動するため、基本的に大きく変動しないFXのスワップポイントと比較すると、どれだけコストがかかるか予想しづらいというデメリットもあります。

資金調達率の基本的な仕組みを理解して利用するようにしましょう。

無期限先物契約で発生する

資金調達率は、無期限先物契約という取引の種類において、現物価格と先物価格の現物取引の差をなくすために設定されているものです。

現物価格とは、仮想通貨をリアルタイムで取引している市場での価格のことです。一方、先物価格とは、仮想通貨を「将来のある特定の期日に売買する」という契約が行われる市場での価格のことです。

「将来のある特定の期日」とは言っても、無期限先物の場合、「将来のある期日」が決まっていないため、無期限でポジションを保有することができます。

現物取引と先物取引は、同じ仮想通貨を取引していても、価格差が発生することがあります。例えば現物価格よりも先物価格が高くなってしまった場合、現物を買って先物を売れば、ノーリスクで儲かってしまいますね。

らっこ
らっこ
先物価格と現物価格の差は、株価指数などでも発生するよ!

先物価格と現物価格の乖離が大きくなりすぎないように調整するのが、資金調達率です。

このため、同じ仮想通貨取引所の取引でも、現物取引には資金調達率は設定されていません。また、同じ先物取引でも、無期限ではなく期限の定められた先物取引にも設定されていません。

たぬき
たぬき
「資金調達率=無期限先物取引」と覚えよう!

売りポジションと買いポジションでマイナスになる側が変わる場合も

FXのスワップポイントでは、売りポジションと買いポジションに別々の金額が設定されていますが、どちらが(あるいはどちらもが)マイナスになるかは、各通貨の政策金利が変わらない限り、頻繁には変更はされません。

それに対して、資金調達率は、現物価格と先物価格の乖離を調整するための仕組みなので、パーセンテージは毎回変動します。買いポジション側がマイナスになる(つまり支払う)場合も、売りポジション側がマイナスになる場合もあります。

買いポジション 売りポジション
資金調達率プラス 支払う もらえる
資金調達率マイナス もらえる 支払う

Binance(バイナンス)では、資金調達率はレートのすぐ横に表示されます。

Binance(バイナンス)の資金調達率 (2)

例えば、-0.0084%の資金調達率の場合、買いポジションが「0.0084%×仮想通貨価格」を支払い、売りポジションが「0.0084%×仮想通貨価格」を受け取ることになります。

FXのスワップポイントでは、買いポジションと売りポジションのスワップポイントは別々に設定されていますが、資金調達率はパーセンテージは同じで、受け取りになるのか支払いになるのかが異なります。

「カウントダウン」という項目に書かれているのが、次の資金調達率までの時間で、この時間になると資金調達率が差し引きされてしまいます。支払いになる側のポジションを保有している場合は、直前に決済すれば徴収されません。

数時間おきに発生する

FXのスワップポイントは1日1回の徴収ですが、資金調達率は、数時間おきに発生します。1日3回の仮想通貨取引所が多いです。

主な仮想通貨取引所の、日本時間での資金調達時間をまとめました。

仮想通貨取引所 資金調達時間
Binance 9時、17時、25時
bybit 9時、17時、25時
FTX 1時間毎
MEXC 9時、17時、25時
Gate.io 9時、17時、25時
KuCoin 5時、13時、21時
CoinTiger 9時、17時、25時

国内取引所では発生しない

資金調達率は、無期限先物取引に特有の制度なので、そもそも無期限先物取引の取り扱いがない国内取引所では発生しません。

国内取引所では、取引所、販売所、仮想通貨FX(暗号資産FX)の3種類の取引形態があります。

このうち、無期限先物契約と似た仮想通貨FXでは、資金調達率に似た、現物価格との乖離を調整する制度が設定されている場合もあります。

bitFlyer(ビットフライヤー)の場合、SFDと呼ばれる制度があります。これは、Lightning FXの取引価格と Lightning 現物の取引価格が5%以上乖離している場合、約定ごとに0.25%~2%のLightning FX SFDが発生します。

資金調達率のパーセンテージや時間に気を付けて取引しよう

仕組みとしてはFXのスワップポイントに似ていますが、頻繁に発生し、かつパーセンテージも毎回変わるのがやっかいですね。

ただ、チャートの上部など目立つところに表示されている場合が多いので、確認しつつトレードしてみましょう。

ちなみに、海外FX業者で仮想通貨を取引する場合、仮想通貨取引所のような無期限先物取引ではなく、CFD(差金決済取引)なので、一部の海外FX業者を除き資金調達率ではなくスワップポイントが適用されます。

なかでも、Exnessはスワップポイントが全くかからないスワップフリーを採用しているので、おすすめです。

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