仮想通貨

【図解】MEXCの口座開設方法・二段階認証・KYCのやり方

MEXC(旧MEX)は、口座開設してトレードするだけなら、本人確認(KYC)なしで使用できます。

しかし、KYCなしだと出金できる金額が1日あたり0.7BTC(1BTCが500万円の場合350万円)となるほか、クレジットカード入金を行ったり、仮想通貨のIEO(新規取引所公開)に参加したりすることができません。

Binance(バイナンス)は、KYCなしの場合の1日の出金上限が0.06BTCなど厳しいですが、MEXCはそれよりは制限が緩いです。ただ、送金手数料を節約するためにまとめて入金する場合は、制限にひっかかる人も出てくる金額なので、なるべく口座開設と同時にKYCを済ませておくのがおすすめです。

この記事では、MEXCの口座開設方法やKYCのやり方を図解します。

MEXCの口座開設方法

MEXC(旧MXC)の口座開設を行うには、まず口座開設フォームにアクセスします。

MEXC口座開設フォーム

アカウント情報入力

①「モバイル」か「メールアドレス」のどちらかを選択して記入し、②パスワードを2回入力します。その後、認証コード欄の「コードを送信」をクリックします。

MEXC口座開設フォーム
パズルが表示されるので、完成させてください。

MEXCパズルを完成

メールアドレスまたは携帯電話番号宛てに確認コードが送信されますので、入力してください。入力したコードが間違っていれば赤字で警告が表示されますが、合っていれば何も表示されないので、そのまま続けます。

次に「ユーザー規約とプライバシーポリシーを読んで同意します。」にチェックマークを入れ、「会員登録」ボタンをクリックします。

MEXC口座開設完了

仮想通貨取引所は、不正アクセスされてしまうと仮想通貨を奪われてしまうリスクがあるので、パスワードは複雑なものにするのがおすすめです。大文字・小文字・数字・記号を組み合わせ、パスワードを長くすると安全性が高まります。

不正アクセス対策としては二段階認証もありますが、パスワードの段階でも複雑にしておくと安心です。

二段階認証とは、IDとパスワードを入力した後に、さらに認証が必要となる方式のことです。仮想通貨取引所やFX業者では、スマートフォンやPCアドレスにコードが送信され、ログインするにはそのコードを入力する必要がある方法が採用されていることが多いです。本人しか閲覧できないスマートフォンやPCアドレスを経由することで、セキュリティレベルが大幅に高まります。

ログイン

口座開設完了で自動的にログインする仮想通貨取引所もありますが、MEXC(旧MXC)は手動でログインする必要があります。メールアドレスまたは携帯電話番号とパスワードを入力して、「ログイン」ボタンをクリックしてください。

MEXCログイン

ログインにもパズルの完成が必要になります。パズルを完成させた後、登録したメールアドレスまたは電話番号宛に自動で認証コードが送られるので、入力します。入力したコードが合っていれば、「ログイン」ボタンをクリックしなくても自動的にログインします。

MEXC口座開設認証

これで口座開設は完了ですが、MEXCに送金して使い始める前に、二段階認証を設定するのがおすすめです。二段階認証は、セキュリティ上とても重要なので、口座開設後すぐに設定してください。

MEXCの二段階認証の設定

口座開設後、マイページ右上の人型のマークから「セキュリティセンター」をクリックします。

MEXCセキュリティセンター

二段階認証は、通常ログインする情報とは別の情報で確認を行うことが必要なので、メールで口座開設を登録を行った人は「SMS認証(スマホ)」か「Google Authenticator(Google認証)」を、携帯電話で口座開設を行った人は「メール認証」か「Google Authenticator(Google認証)」を選択します。

MEXC二段階認証選択画面

Google認証は、専用のアプリをインストールすることになるので、手続きが面倒です。スマホ認証またはメール認証の方が手軽にできます。

しかし、安全性の面ではGoogle認証の方が高いです。スマホ認証はSMSを利用することになりますが、SMSは通信を傍受することができるそうです。メールも不正アクセスの問題があります。いずれの方法も画像付きで紹介しますので、お好きな方法を選んでください。

スマホ認証

スマホ認証は、Google認証と比較すると設定がとても簡単です。

国番号は日本の「+81」が自動で入力されているので、「+81」が入力されているか念のため確認してください。

その後、電話番号を入力します。「090********」などの電話番号の、頭の「0」を抜いて、「90********」として入力してください。これは、国番号付きの電話番号の表示ルールです。

MEXC携帯電話の認証

電話番号の入力が終わったら、SMSコードとメール認証コードの「送信」ボタンをそれぞれ押してください。スマホのSMSとメールアドレス宛に認証コードが送信されるので、両方入力して、「確認」ボタンをクリックします。

MEXC携帯電話の認証コード送信

コードを1つずつ送信してもいいですが、入力時間は120秒あるので、同時に送信しても余裕を持って入力できます。

認証が完了すると、セキュリティセンターのSMS認証欄に携帯電話番号が表示されます。

Google認証

iPhoneかAndroidか、デバイスに応じてアプリをダウンロードします。MEXC(旧MXC)のページからは直接移動できないので、ストアでアプリの名称を入力して検索します。iPhoneは「Google Authenticator」、Androidは「Google 認証システム」です。

インストールが完了したら「次へ」をクリックします。

MEXCのGoogle認証

QRコードが表示されるので、アプリから読み込んでください。アプリ画面に表示される「+」ボタンをクリックすると、QRコードの読み込み画面が表示できます。

MEXCのGoogle認証QRコード

QRコードの下に表示されるアルファベットのキーは、Google認証にアクセスできなくなった場合の復元に必要なので、メモして保管しておいてください

読み込みとメモが完了したら、「次へ」ボタンをクリックします。

次の画面では、「パスワード」と書かれた欄に、ログインパスワードを入力してください。

MEXCのGoogle認証パスワード入力

この画面は、英語版サイトを見ると「ログインパスワード」と書いているので一応ログインパスワードを入力した方がいいですが、実際には、ログインパスワードでもGoogle認証コードでもない適当な数字を入力しても次のページに進めます。

次のページでは、「送信」ボタンをクリックして、SMS認証とGoogle認証のコードを入力します。両方入力できたら、「紐付け」をクリックします。

MEXCのGoogle認証紐付け

Google認証では、アプリに常時表示されているパスワードを入力します。QRコード読み込みが完了していたら、アプリにMEXCのアカウント情報が自動で入力され、パスワードが表示されるようになります。

Google認証のコードを入力してもエラーが出てしまう場合は、スマホ側で、「携帯電話の日時設定を自動にする」操作を行ってください。

たぬき
たぬき
これをやらないと確実にエラーが出るよ!

日時設定を自動にするには、Androidの場合、「設定」から「システム」をクリックし、「日時と時間」を選択します。そこに、「日付と時刻の自動設定」という項目があるので、それをONにします。

Google認証エラー解決方法

iPhoneの場合は、こちらのページで確認できます。

この手順でも解決しない場合は、下記の記事を参考にしてください。

海外取引所のGoogle認証ができない! エラーの解決方法を解説海外取引所では二段階認証としてGoogle認証を選択できますが、頻繁にエラーが起こります。この記事では、エラーの解消方法を解説します。一番多いエラーは、スマホ側の日時設定が自動になっていないことです。...

MEXCの本人確認(KYC)の方法

MEXC(旧MXC)では、本人確認(KYC)を行わなければ、1日の出金限度額が0.7BTCに制限されます。

仮想通貨取引所への規制が各国で厳しくなっていることが影響しているようで、Binance(バイナンス)など他の業者でもKYCは厳しくなっている傾向があります。

MEXCはKYCなしでも比較的制限が緩いので、KYCをせずに使うのもありですが、KYCを済ませると、このようなメリットがあります。

一日の出金可能額が増える

クレジットカード入金が可能

IEO(新規取引所公開)に参加可能

MEXCのKYCは3段階

MEXC(旧MXC)のKYCは、KYCなし、初級認証、上級認証の3段階に分かれています。

それぞれ、1日あたりの出金限度額や提出が必要な書類が異なります。

KYCなし 初級認証 上級認証
出金限度額 0.7BTC 20BTC 100BTC
必要書類 なし 顔認証+運転免許証・パスポート・マイナンバーカードのいずれか一点 住所証明書

数百万円単位の出金をする人は、初級認証までは済ませておくのがいいでしょう。

国内取引所であれば、口座開設の時点で身分証明書と住所証明書の両方が必要になるので、MEXCはそれよりもやや簡単にKYCができます。

【海外取引所の使い方】本人確認(KYC)なしでも使える! KYCするメリットは?海外取引所は、基本的に本人確認(KYC)なしで使用することができますが、KYCを済ませると、1日の出金可能額が増える、クレジットカード入金が可能、IEO(新規取引所公開)に参加できるといったメリットもがります。口座開設と同時にKYCを済ませておくのがおすすめです。...

なお、上級認証はPCやスマホのサイトからはできず、アプリ経由で行う必要があります。

MEXCの初級認証の方法

MEXC(旧MXC)の初級認証を行うには、マイページの右上の人型のマークから、「身分認証」をクリックします。

MEXC身分認証

次のページで、「初級認証」の「認証する」ボタンをクリックします。

MEXC初級認証

①国籍欄に「日本」が入力されているのを確認し、②写真付きマイナンバーカード、パスポート、運転免許証の中から身分証明に使用する書類を選択します。続いて、③氏名と④身分証の番号、⑤生年月日を入力し、⑥身分証の画像をアップロードします。すべて終わったら、「審査に提出する」ボタンをクリックします。

MEXC初級認証身分証提出

「ユーザー規約とプライバシーポリシーを読んで同意する」ボタンをクリックします。

MEXC初級認証ユーザー規約同意

これで登録作業は完了で、MEXC(旧MXC)側で審査が行われます。

まとめ

MEXC(旧MXC)は、本人確認(KYC)なしでも使える仮想通貨取引所ですが、時間のあるときにKYCを済ませておくと、急ぎで入金したいときにクレジットカード入金ができたり、IEO(新規取引所公開)に参加できたりと便利です。

この記事を参考に、KYCの手続きをやってみてください。

MEXCは、KYCなしだと1日あたり0.7BTCの出金制限なので、制限のレベルとしては中程度です。KYCなしでの出金額が高額な海外取引所には、1日2BTCまで出金可能なBybit(バイビット)があります。各海外取引所のKYCについてはこの記事にまとめました。

【海外取引所の使い方】本人確認(KYC)なしでも使える! KYCするメリットは?海外取引所は、基本的に本人確認(KYC)なしで使用することができますが、KYCを済ませると、1日の出金可能額が増える、クレジットカード入金が可能、IEO(新規取引所公開)に参加できるといったメリットもがります。口座開設と同時にKYCを済ませておくのがおすすめです。...