海外FXは出金拒否がある?禁止事項を把握しよう

出金拒否

「海外FXでは出金拒否がある」といううわさを聞いたことがある人もいるでしょう。

理由なく出金拒否されることはありませんが、各ブローカーが定める利用規約に違反した場合は、違反した取引で得た利益が取り消される可能性はあります。入金した金額まで戻ってこないのは明確に詐欺なので、「人から勧められた怪しい業者を使った」というようなケースでない限り置きません。

利益が取り消される原因として多いのは、「ボーナスの悪用」や、「ゼロカットの悪用」、ノーリスクで利益を得ようとする「アービトラージ」です。

たぬき

この3つには特に注意しよう!

海外FX業者が出金拒否(利益の取り消し)を行う事例は、数としては少ないですが実際に発生しています。しかし、海外FX業者の勝手で取り消されるということはなく、きちんと理由は開示されていて、それが上記の3つにあたる場合が多いです。

基本的に、純粋に相場を予想してトレードして得た利益であれば、利益の取り消しとはなりません。しかし、相場を予想する以外の方法で利益を得ようとすると、規約違反になってしまう可能性が高くなります。

この記事では、出金拒否が起こる頻度や、どのような場合に出金拒否されるのか、禁止事項が厳しい海外FX業者について解説します。

目次

出金拒否はどれくらい起きている?

実際はほとんど起きていません。SNSで、出金拒否(利益の取り消し)されたという報告を1年に1度見かけることがある程度です。

というのも、海外FX業者が禁止事項として指定している項目は、一般の人でも抵触する可能性はあるのですが、一部の資金量の大きな人を除き、黙認されているからです。

出金拒否(利益の取り消し)があったという噂が立つだけで、その海外FX業者にとっては大ダメージなので、めったなことではやりません。

たぬき

最悪顧客激減のリスクがあるからね!

出金拒否(利益の取り消し)の代わりに、アカウント凍結はもっと頻繁に起きています。禁止事項に該当する場合、海外FX業者の規約上は、利益を取り消すことができるものの、それをすると悪評が立ってしまうので、それまでの利益は出金させた上で、その後の利用を禁止するという形です。

海外FX業者にとっても、出金拒否(利益の取り消し)は最終手段なので、心配しすぎることはありません。

しかし、資金量が数百万、数千万レベルになると、ルール通りに取り締まられる可能性が出てくるので、禁止事項に抵触しないように気を付ける必要があります。

ここから、海外FX業者の代表的な禁止事項について解説します。

海外FX業者の代表的な禁止事項

多くの海外FX業者で禁止事項となっている行為には、次のようなものがあります。

✔異業者間での両建て・同一業者の異なる口座間の両建て
✔ボーナスの悪用
✔遅延やレートエラーを狙った取引
✔ハイレバレッジでの経済指標発表時を狙った取引
✔週明けの窓開け狙い取引
✔スキャルピング(一部海外FX業者のみ)

異業者間での両建て・同一業者の異なる口座間の両建て

これは、最も自然に行ってしまう可能性のある規約違反ですね。自動売買(EA)を稼働させている場合などに自然に両建てになってしまう可能性もあるため、心配する人もいますが、エントリー時間がバラバラな場合は、問題になる可能性は低いでしょう。

異業者間での両建て・同一業者の異なる口座間の両建てそのものが禁止されていますが、問題になる理由は、「アービトラージ(裁定取引)」に該当する場合があるからです。

アービトラージにも、ボーナスアービトラージとレイテンシーアービトラージ、スワップアービトラージなどいくつか種類があります。ボーナスアービトラージは「ボーナスの乱用」のところで、レイテンシーアービトラージについては「遅延やレートエラーを狙った取引」のところで解説します。

らっこ

「アービトラージ=値動きを予測する以外の方法で利益を得ようとすること」と考えるとわかりやすいよ!

レイテンシーアービトラージは、専用のEAを使うケースがほとんどで、裁量取引や通常のEA使用ではほぼ不可能なので、あまり気にしなくても大丈夫です。

ボーナスの悪用

ボーナスの悪用に該当するのは、「ボーナスアービトラージ」を行った場合や、指標前や週末前にハイレバレッジでポジションを持った場合が多いです。

ここでは、ボーナスアービトラージの仕組みについて説明します。ボーナスアービトラージは、同一業者の異なる口座間で両建てした場合も該当しますが、すぐばれるので通常は異業者間の両建てで行われます。

らっこ

ボーナスをもらっている口座なら気を付けよう

やり方としては、まず両方100%ボーナスをもらえる海外FX業者Aと海外FX業者Bで口座を作り、10万円入金します。これで、2つの口座に入っている資金はボーナスも合わせて20万円ずつになります。

この20万円を使って、それぞれ買いと売りのポジションを同じロットで持ちます。A社が買い、B社が売りのポジションだったとすると、レートが上昇するとA社の口座では利益が、B社の口座では損失が出ますが、利益と損失の金額は同じです。

すると、A社で20万円の利益、B社の20万円損失となりますが、B社の損失分20万円は半分ボーナスだったので、自分が負担する損失は10万円で済み、差額の10万円分が儲けになります。これがボーナスアービトラージの仕組みです。

ボーナスアービトラージ

海外FX業者では、ゼロカットがあるので、入金した分以上の損失は発生しません。そのため、ボーナスアービトラージの仕組み上、ノーリスクで利益を上げることができます。

しかし、もちろん、規約違反で利益を取り消されるとB社分の損失10万円を負担した上で利益はゼロになるので、10万円分の損失になります。このため、ボーナスアービトラージを狙うのは非常にハイリスクとなりますので絶対にやらない方がいいです。

同じ名義の口座で行うとバレやすいので、グループで共謀して両建てすることもありますが、この場合でも、バレて利益取り消しとなった事例が実際に発生しています。

たぬき

きちんとトレードで利益を上げるようにしよう!

遅延やレートエラーを狙った取引

遅延やレートエラーを狙った取引は、「レイテンシーアービトラージ」と呼ばれます。レイテンシーとは、「遅延」という意味です。

FX業者は、インターバンク市場のレートを参照して、自社のレートを独自に配信しています。このため、インターバンク市場のレートの動きが早く反映される業者と、遅く反映される業者があります。

早く反映される業者のレートを見て、遅く反映される業者でトレードすると、確実に勝てるトレードをすることができます。

ただ、確実に遅い業者、確実に早い業者というのを見つけるのは難しいので、両建ての方法で行われることもあり、これが「異なる業者間での両建て」が禁止される理由です。もちろん、両建ての形でなくてもレイテンシーアービトラージを行ったことが発覚すると、利益の取り消しの理由になります。

らっこ

禁止事項にはそれぞれ理由があるんだ

両建ての場合で説明すると、A社とB社のレートが乖離したタイミングで、レートが高いA社では売りポジション、レートが低いB社では買いポジションを持ちます。

レイテンシーアービトラージ

そして、レートの差が縮小した後に決済を行うと、乖離していた値幅の分だけ利益を上げることができます。

ノーリスクでトレードができるように見えますが、このレイテンシーアービトラージは海外FX業者側にバレやすいのも特徴です。

海外FX業者側で他社のレートを記録しておけば、レート差が拡大したタイミングでエントリーを頻繁に行っているアカウントを割り出すことができるからです。

日本ではあまり見かけませんが、海外ではレイテンシーアービトラージ用の自動売買ツール(EA)は堂々と売られています。そのようなEAを購入すればレイテンシーアービトラージは可能ですが、すぐバレるのでおすすめしません。

ハイレバレッジでの経済指標発表時を狙った取引

ハイレバレッジで経済指標発表時を狙った取引は、禁止事項に該当する場合があります。具体的な理由としては、「ゼロカットの悪用」や、ボーナスを受け取っている場合は「ボーナスの悪用」に分類されます。

20pips分の値動きがあれば口座資金がゼロになるくらいのハイレバレッジで経済指標前にポジションを持った場合で考えてみましょう。

指標発表後に一瞬で30pipsレートが動いたとすると、自分に有利に動いた場合は30pipsの利益が出る一方で、自分に不利に動いた場合は、30pipsの損失となります。しかし、ゼロカットがあることにより、口座の資金がゼロになる20pipsを超える損失は、海外FX業者の負担となります。

らっこ

20pipsのリスクで30pipsの利益を得たことになるね

海外FX業者のゼロカット制度は、万が一の場合にトレーダーを保護するものではありますが、トレーダーの損失が帳消しになった分は海外FX業者が負担しています。そのため、ゼロカットが発生する確率がトレードを意図的に繰り返していると、「ゼロカットの乱用」として禁止事項に該当すると判断される場合があるので注意しましょう。

Exness(エクスネス)のように、指標発表時は自動的にレバレッジ200倍へと制限されるブローカーもあります。

週明けの窓開け狙いの取引

こちらも、ハイレバレッジでの経済指標時を狙った取引と同様、「ゼロカットの悪用」や「ボーナスの悪用」に該当する可能性があります。

海外FX業者のゼロカットは、スイスフランショックなどの万が一のときにトレーダーを保護してくれるものであって、それを故意に利用して利益を上げようとすると禁止事項になるというイメージで覚えておくといいでしょう。

スキャルピング

数は多くないですが、一部の海外FX業者では、スキャルピングを禁止しています。海外FX業者のカバー取引が間に合わなくなるなどの理由からです。

Titan FX(タイタンFX)やThreeTrader(スリートレーダー)、Traders Trust(トレーダーズトラスト)のように、スキャルピングに制限がないことをアピールしている海外FX業者もあるので、スキャルピングがしたい場合は、事前に調べておくといいでしょう。

ThreeTraderはほとんどの銘柄のスプレッドが狭く、特にスキャルピングに向いています。

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禁止事項に厳しい海外FX業者はどこ?

海外FX業者では、Gemforex(ゲムフォレックス)、IS6FX、LAND FXが禁止事項に厳しいと言われています。

厳しい海外FX業者とその理由

Gemforexは、スキャルピングや大ロットをあまり歓迎していないブローカーです。5分以内に10ロット以上取引を行うと、かなりの高確率で口座凍結になります。

IS6FXは、元々はGemforexのホワイトラベルだったこともあり、利用規約はほとんどがGEMFOREXと同様のものです。こちらもロットに関する規約違反でかなりの高確率で口座凍結になります。

LAND FXは、ロット制限はありませんがスキャルピングに厳しいようです。また、ボーナスとゼロカットを悪用したトレードにも厳しく、LAND FXによる利益取り消しのほとんどはこれらの規約違反によるものと推測されます。

らっこ

ボーナス提供業者は厳しい傾向があるよ!

これらの業者で凍結された場合、運営に凍結解除依頼をすることで凍結は解除されますが、何度も繰り返してしまうと悪質と判断され、凍結以上の措置になるおそれがあります。

しかし上記三社も最近ではめっきり悪評を聞きません。むしろ、太っ腹なボーナスがあることから利用者は増え続けています。

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不当な出金拒否や利益取り消しは金融ライセンス剥奪に繋がります。ましてや最近ではSNSで悪評が広まってしまっては収拾のつかないほどのイメージダウンになってしまいます。

最初から詐欺を目的として、正当な理由なく出金を拒否する悪質なブローカーがありますが、まっとうな会社からすれば、出金拒否するというのは、評判に関してブローカー側にも大きなリスクを抱えるものなので、通常は行いません。

出金拒否や利益取り消しというのはほとんどがトレーダーの過失によるものがほとんどなのです。

自由な取引が可能な海外FX業者

逆に、自由に取引が可能な海外FX業者はどこなのかも紹介します。

基本的には、「ボーナスを提供している海外FX業者は禁止事項が厳しめ」「ボーナスを提供している海外FX業者は厳しくない」という傾向があります。

Titan FX(タイタンFX)やThreeTrader(スリートレーダー)、Tradeview(トレードビュー)であれば、これまで出金拒否が行われたという口コミがあったことはありません。

アービトラージはどの海外FX業者でも禁止事項ではありますが、ボーナスがないためそもそもボーナスアービトラージを行うことはできませんし、スキャルピングもOKとアピールされています。

たぬき

スキャルピングトレーダー大歓迎なんだよ!

また、ボーナスを提供している海外FX業者の中でも、Traders Trust(トレーダーズトラスト)やExclusive Markets(エクスクルーシブ・マーケット)は禁止事項が厳しくありません。スキャルピングもOKです。

というのも、ボーナスが問題になるのは主にクッション機能のあるボーナスの場合です。クッション機能のないボーナスは、ボーナスとしてはあまり意味がないので、提供していたとしても禁止事項が厳しくない場合が多いです。

ボーナスのクッション機能とは

海外FX業者のボーナスのクッション機能とは、自己資金がゼロになってもボーナスが消滅せず、トレードを続行できる機能のことです。クッション機能のないボーナスでは、自己資金がゼロになるタイミングの前後でボーナスが消滅します。

まとめ

海外FX業者にはさまざまな禁止事項があります。実際ほとんど出金拒否は起きないので、あまり心配しすぎる必要はありませんが、禁止事項に該当するトレードをしていないか定期的に確認するのがいいでしょう。

なお、一般的にボーナスを提供している海外FX業者では禁止事項の数が多く、ボーナスを提供していない業者では少ないです。

そのため、心配な人はボーナスを提供していない業者でトレードするといいでしょう。Titan FX(タイタンFX)やExness(エクスネス)などはボーナスを一切提供していません。

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