2020年から2021年にかけての仮想通貨の高騰で、アルトコインやDeFiがブームとなり数、数十倍まで値上がりした銘柄が数多く生まれました。
バブルのような値上がりを見て、2020年~2021年から仮想通貨を始めてみたというトレーダーも多いでしょう。しかし、バブル相場が終わりを迎える可能性もありますし、一時的な調整局面に入ることもあります。
下落相場では何もできずに、歯がゆい思いをしたトレーダーもとても多いのではないでしょうか?
ニュースなどの影響で一方的に値上がり・値下がりすることも多い仮想通貨に比べて、FXはテクニカル分析がうまくなれば安定的に利益を出しやすいと言われています。
今回は仮想通貨取引所を使っていたトレーダーが、FXを始める際のアドバイスや注意点を初心者にも分かりやすく解説していきます。
FXと仮想通貨の違い
仮想通貨では、プロジェクトが魅力的なものや、今後人気の出そうなものに投資するスタイルの人が多いでしょう。今後上昇するであろうコインに投資しますよね。これって何かに似ていませんか?
そう、株に似ているんですね。株というのも、企業の成長を見越して投資するものです。それに比べてFXはどうでしょう。
FXは各国の通貨の需要と供給によって価格が決まります。FXと仮想通貨は、そもそもの性質が大きく異なるものなのです。
しかし、チャートを見る上で基本的な知識はFXも仮想通貨もそう変わりません。まずは仮想通貨で身に着けた知識を活かして、FXに挑戦してみてはどうでしょうか。
ここからは、FXと仮想通貨の主な違いについて紹介します。なお、FXには国内FXと海外FXがあり、この記事では主に海外FXに焦点を当てて紹介します。
短期トレードが中心
仮想通貨でも同じですが、FXには主に下記のトレードスタイルがあります。
スキャルピング | 数分~数十分で決済する |
---|---|
デイトレード | 1日でトレードを完結させる |
スイングトレード | 数日~数週間ポジションを保有する |
長期 | 数か月以上保有する |
このうち、スキャルピングやデイトレードがメインのトレードスタイルで、1つのポジションを数か月以上保有するような長期投資を行っている人は少数派です。
通貨間の金利差調整分にあたるスワップポイントが発生するため、ポジションを保有するだけで徐々に収益が悪化することもありますし、数か月以上保有する長期スタイルの場合、各国の金融政策や景気の動向を先読みする必要があり、専門家以外には予想が難しいためです。
テクニカル分析が主流
FXは、チャートから得られる値動きの情報を使うテクニカル分析と、各国の金融政策・景気動向に関する情報を根拠にするファンダメンタル分析の2種類があります。
ファンダメンタル分析のみでトレードする人は少なく、日々のニュースを把握してファンダメンタル分析を行いつつも、エントリーの決め手にはテクニカル分析を使う人や、テクニカル分析のみでエントリーを行う人が多いです。
TradingViewにも搭載されている、移動平均線などのメジャーなテクニカル指標だけでなく、取引に適したタイミングが来たら矢印を表示する製品(カスタムインジケータ)も数多く販売されています。
経済指標に注意する必要がある
FXでは、各国決まった時間に指標の発表があり、それに応じて各通貨も少なからずの影響を受けます。
オセアニア通貨を取引するのであれば午前中、欧州通貨を取引するのであれば夕方~夜間、ドルを取引するのであれば夜間は特に注意しましょう。それぞれ重要指標の発表される時間帯です。
金利が上がると、その通貨は買われやすくなるため、各国の政策金利に関する発表は特に大きな値動きが発生する可能性があります。また、やはりアメリカの指標が最も影響が多いため、月に1回発表される雇用統計は大きなイベントになっています。
毎日なにかとチェックすべき経済指標が入ってくるので、その日トレードする前に1日の経済指標をチェックする習慣にしておくのがいいでしょう。
FXだけでなく株や仮想通貨も取引できる
国内FXはFXだけしか取引できませんが、海外FX業者は同じ口座でさまざまな商品を取引できます。下記のような商品を取り扱うブローカーが多いです。
・株価指数(日経平均、ダウ平均など)
・個別株(アマゾン、アップルなど)
・貴金属(ゴールド、シルバーなど)
・エネルギー(原油など)
・仮想通貨
あまり取引条件がよくないことも多いですが、仮想通貨も取引できる海外FX業者も増えてきました。
FXの取引条件がよい海外FX業者もあれば、ゴールドや仮想通貨などのそのほかの銘柄の力を入れている海外FX業者もあるため、主に取引したい銘柄の取引条件でブローカーを選ぶのがおすすめです。
口座の証拠金を共通で使えるのがメリットで、例えば仮想通貨のポジションを長期保有しながら、残りの証拠金でFXのデイトレードをするといった使い方もできます。
仮想通貨を同時に取引したい場合、ポジションにスワップが発生しないExness(エクスネス)や、取り扱い銘柄が多くボーナスのあるFXGTなどがおすすめです。


取引ツールがMT4/MT5が主流
仮想通貨取引所はTradingViewを採用しているところが多いですが、海外FX業者はほぼすべての業者でMT4/MT5を採用しています。
MT4/MT5というのは、ロシアのメタクオーツ社が開発したトレードツールで、世界中で利用されています。

海外FXトレーダーの中でも、TradingViewの方が好きで普段のテクニカル分析にはTradingViewを利用している人もいれば、MT4/MT5をフル活用している人もいます。
MT4/MT5のメリットは、ゴゴジャンなどのサイトで、日本語で利用できるツールが多数販売されているところです。また、自動売買ツールの売買も盛んです。
TradingViewに対応している海外FX業者はほとんどありませんが、Exness(エクスネス)は対応しています。

なお、国内FX業者はそれぞれのブローカーがオリジナルのツールを提供しています。特に使いやすいわけではないですし、業者ごとに操作を覚えないといけないのが少し手間になります。
海外FXのメリット
海外FXには、仮想通貨取引所と比較していくつかメリットがあります。
✔ハイレバレッジで取引が可能
✔ボーナスプロモーションが豊富
✔資金の安全性が高い
✔取引以外のサービスが充実している
✔金融ライセンスを保有していて信頼度が高い
それぞれのメリットを紹介していきます。
ハイレバレッジで取引が可能
海外FXでは、ほとんどの業者で400倍以上のレバレッジが利用できます。中には、レバレッジ1,000倍~3,000倍、無制限といったような桁違いのハイレバレッジでの取引が可能なブローカーもあります。
海外取引所では、Binance(バイナンス)やFTXなどでレバレッジ規制が強化される傾向がありますが、FXではレバレッジ規制の兆候はありません。
というのも、もともとほとんどの海外FX業者が世界のどこかの国の金融ライセンスを保有していて、その国ではハイレバレッジが認められているからです。
レバレッジが高いということは数千円の少額からでも取引が可能で、まずはゲーム感覚で気軽に始められます。
また、海外FX業者から無料でもらえる5000~1万円の口座開設ボーナス(未入金ボーナス)のみでチャレンジすることも可能です。

ボーナスプロモーションが豊富
海外FX業者では、口座開設ボーナス(未入金ボーナス)のほかにも、入金ボーナスや取引ボーナスといったボーナスキャンペーンを開催している業者が多くあります。
海外取引所にもボーナスはありますが、海外FX業者の方が金額が豪華です。
口座開設ボーナスは、口座開設だけで1万円を超えるトレード資金がもらえる場合もありますし、入金ボーナスでは資金を倍にしてトレードすることもできます。
例えば、10万円入金して10万円ボーナスをもらった場合、合計20万円を使ってトレードができます。
ボーナスが豊富な海外FX業者として有名なのは、下記のブローカーです。
特に、GEMFOREXは時期によっては20,000円と高額な口座開設ボーナスも提供しています。もちろん利益は出金可能なので、口座開設ボーナスを利用してノーリスクで為替トレードに挑戦してみてはどうでしょうか。
各海外FX業者のボーナスはこの記事にまとめました。

資金の安全性が高い
仮想通貨取引所でも2段階認証を導入していたりと、セキュリティが緩いわけではないのですが、やはりハッキングや不正ログインによる資金流出の不安は完全には消えません。
一方、海外FX業者では基本的にハッキングによる資金の流出は発生しません。
絶対にないとは言えませんが、仮想通貨のように簡単に第三者に送金できる仕組みとなっていないため、攻撃のターゲットになりにくいのです。
どの宛先にでも送金できる仮想通貨取引所と異なり、海外FX業者では、基本的に本人名義の銀行口座や海外FX業者に登録したメールアドレスと同じアドレスのオンラインウォレットなど、限られた出金先にしか出金できません。そのため、仮にIDやパスワードが不正利用されたとしても、口座内の資金を第三者に送金する方法が少ないのです。
例外として、ビットコイン(BTC)などの仮想通貨出金に対応している海外FX業者では、第三者の仮想通貨アドレスに送金されてしまうリスクが存在します。このため、FXGTでは仮想通貨取引所と同様に二段階認証(出金時)を採用しています。
ハッキングのリスクを低くしたい人は、Milton Markets(ミルトン)やTitan FX(タイタンFX)など、仮想通貨での入出金に対応していない海外FX業者を利用するのがいいでしょう。

取引以外のサービスが充実している
海外FX業者では、トレードに役立つ様々なツールや情報を提供しています。
チャートの形状を自動的に分析してくれるオートチャーティストやアナリストの分析、オープンポジションに基づいたセンチメント分析など、トレードに有効活用できるものがほとんどです。
特におすすめなのが、下記のサービスです。
XMのシグナル配信は、毎日固定の時間にプロのアナリストがエントリーチャンスを教えてくれるものです。

口座開設後にマイページから無料で閲覧できます。口座開設をすると、口座開設ボーナス(未入金ボーナス)も3000円もらえるのでお得です。
金融ライセンスを保有していて信頼度が高い
海外FX業者は各国金融当局の認可を受けて営業しています。
金融ライセンスにも多数の種類があり、一定の資本金を必要とし、外部による監査や信託保全を義務化する信頼度の高いものや、ペーパーカンパニーでも取得できる信頼度の低いものと様々です。
しかし2021年現在、信頼度の高い金融ライセンスでは日本向けに営業できないことが多く、ほとんどの海外FX業者が比較的規制の緩いセーシェルやベリーズ等の金融ライセンスで運営しています。
そのため、日本向けに営業している法人の持つライセンスに加えて、グループ全体の保有するライセンスを見て信頼性を測る参考にするのがおすすめです。
海外FX業者のライセンスについては、この記事にまとめました。

海外FXのデメリット
海外FXは、仮想通貨取引所と比べて、デメリットになる面もあります。
✔利用規約が厳しい海外FX業者もある
✔出金に時間がかかる
利用規約が厳しい海外FX業者もある
海外FX業者は、利用規約や禁止事項を定めており、違反してしまうと、それまでに得た利益が取り消されてしまう可能性があります。
理由は、仮想通貨取引所のように利用者同士が取引を行う板取引ではなく、FX業者が顧客の取引の相手となる「相対取引」を採用している場合があるからです。となると当然、顧客が得をすれば海外FX業者の損になるため、規約が厳しくなります。
ただ、すべての業者が相対取引の構図になっているわけではなく、板取引ではないものの、顧客の取引による損益をFX業者が受けない仕組みを採用しているブローカーもあります。
一般的には、ボーナスを提供している海外FX業者は利用規約が厳しく、ボーナスを提供していない業者は厳しくないという特徴があります。
ボーナスを提供していない海外FX業者では、利益の取り消しが行われるケースは、明らかなアービトラージ(裁定取引)を除いてほとんどありませんので、心配しすぎる必要はありません。
海外FX業者で禁止事項となっている行為には、次のようなものがあります。
・異業者間での両建て・同一業者の異なる口座間の両建て
・ボーナスの悪用
・遅延やレートエラーを狙った取引
・ハイレバレッジでの経済指標発表時を狙った取引
・週明けの窓開け狙い取引
海外FX業者の禁止事項については、この記事にまとめました。

禁止事項を破ってしまった場合でも、海外FX業者も悪評が立つのを気にするので、すぐに利益が取り消しとなるわけではなく、それまでの利益は出金させた上でその後の利用を停止する「口座凍結」になるケースもあります。
特に規約違反に厳しいのは、GEMFOREX(ゲムフォレックス)やIS6FX、LAND FXと言われているので、この3社を利用するときは注意しましょう。
出金に時間がかかる
仮想通貨取引所と違い、出金スピードはやはり海外FX業者の方が劣り、1日~数日かかります。土日に出金できない事も海外FX業者のデメリットですね。
Exness(エクスネス)など一部の海外FX業者を除いて、出金申請を行うと自動でリアルタイムに出金される制度にはなっておらず、出金時には海外FX業者側での手続きが手動で行われます。このため時間がかかるという事情もありますし、クレジットカード出金や銀行出金などで出金すると着金までにも時間がかかります。
オンラインウォレットであるbitwallet(ビットウォレット)やSTICPAY(スティックペイ)へ出金する場合は、海外FX業者側での手続き完了後オンラインウォレットへはすぐに出金されますが、オンラインウォレットから日本円の出金にやはりどうしても1日程度はかかってしまいます。
海外FX業者のオンラインウォレットとしては、STICPAYはあまり使われておらず、ウォレットへの入金手数料が基本無料のbitwalletが主流です。
海外FXを始める前に知っておきたいこと
海外FXを始めた仮想通貨トレーダーが知っておくべき情報をまとめました。
KYCは必須
仮想通貨取引所と違い、海外FX業者ではしっかりとした本人確認(KYC)が必須です。身分証明書・居住証明書の二点を用意したうえで口座開設しましょう。
ほとんどの海外FX業者は、KYCを行うまで取引はできませんが、FXGTやBigboss(ビッグボス)のように出金時までにKYCを行えばOKというような業者もあります。
身分証明書や居住証明書をすぐに用意できないのであれば、こういった業者を利用するといいでしょう。
主な入出金手段
海外FXへの入出金は、仮想通貨取引所よりも種類が豊富です。代表的な入出金手段を見ていきましょう。
・クレジットカード入金
・国内銀行送金
・オンラインウォレット(bitwallet・STICPAYなど)
・海外銀行送金
・仮想通貨入金
このうち、特に人気があるのが手軽にできるクレジットカード出金と国内銀行送金です。
仮想通貨取引所でも、仮想通貨をクレジットカードで購入するという形でクレジットカードは使用できますが、レートがやや不利になってしまうので、使っている人は少ないでしょう。一方、海外FX業者のクレジットカード入金はそのような不利な点がなく、クレジットカードで支払った分全額が口座に入金されます。
海外FXで複数のブローカーを使い分ける人には、オンラインウォレットも人気です。ある海外FX業者から出金したお金を、すぐ別の海外FX業者に入金しなおすことが簡単にできて便利です。
仮想通貨入金は、最近対応している海外FX業者が増えてきた入金方法です。
まだビットコイン(BTC)やテザー(USDT)のみのブローカーが主流ですが、BTC・ETH・LTC・BCH・USDTの5種類の通貨の入金を受け付けているExclusive Markets(エクスクルーシブ・マーケット)など、少しずつ選択肢が増えていっています。
海外FX業者の入金方法については、この記事にまとめました。

海外FX業者や銘柄によってレバレッジは違う
海外FX業者ごとに提供している最大レバレッジは異なります。一般的なトレードであれば、500倍もあれば充分でしょう。さらにひりつくトレードがお好みであれば、レバレッジ無制限のExnessや3,000倍のTraders Trust(トレーダーズトラスト)、仮想通貨含めレバレッジ1,000倍のFXGTなどがおすすめです。
主な海外FX業者のレバレッジをまとめました。
海外FX業者 | FX銘柄 | 仮想通貨銘柄 |
FXGT![]() |
保有ポジション量により20~1000倍 | 保有ポジション量により20~1000倍 |
![]() |
口座残高により100倍~無制限 | 200倍 |
![]() |
500倍 | 20倍 |
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口座タイプにより200~1000倍 | 10倍 |
ThreeTrader![]() |
500倍 | 5倍 |
![]() |
保有ポジション量により500~3000倍 | 5倍 |
Exclusive Markets![]() |
500倍 | 5倍 |
![]() |
口座タイプにより200~500倍 | 25倍 |
![]() |
口座残高により100~999倍 | 25倍 |
海外FX業者では取引銘柄ごとにレバレッジが異なるケースが多く、原油や仮想通貨等のCFD銘柄はレバレッジが低く抑えられていることが多いです。レバレッジが低いことを想定していないと、急激に証拠金維持率が圧迫されますので注意しましょう。
1つの海外FX業者の中で銘柄ごとにレバレッジに細かいルールがあると証拠金の計算が複雑になるため、仮想通貨と米国の個別株以外のレバレッジは500倍に統一されているTitan FX(タイタンFX)が人気です。
また、口座残高が高くなればなるほど最大レバレッジが制限される仕組みは以前から複数の海外FX業者が採用していましたが、最近は、保有ポジション量に応じてレバレッジを変える仕組み(ダイナミックレバレッジ)を採用する海外FX業者が増えてきました。FXGTやTraders Trust(トレーダーズトラスト)などです。
口座残高を多めに入れていても、実際のポジション量が小さければレバレッジが制限されないのでメリットがあるとも言えますが、証拠金の計算は複雑になります。
ストップレベルを把握しておこう
ストップレベルとは、ストップ(損切り)と利益確定の指値を置く際の制限事項です。ストップと利益確定指値を数pips離れた位置にしか置けなくなり、ストップギリギリでポジションを建てることが難しくなります。
例えば、ストップレベルが5Pipsに設定されていて現在レートが100円だった場合、上下に5Pips、つまり99.95円~100.05円の範囲には決済予約注文を入れることができないということになります。

指値・逆指値を入れて放置することができず、レートが反転するまで見守らなければならないため、ストレスに感じることもあるでしょう。想定以上の損失を避けるためにも、ストップレベルはゼロの海外FX業者の方が使いやすいです。
スワップポイントが発生する
スワップポイントとは、ポジションを翌日に持ち越すと口座残高に付与される、または差し引かれる金額のことです。
各国の金利差調整分にあたるため、例えばユーロドルだと、金利の高いドルを買う、つまりユーロドルの売りポジションを持っていた場合にはスワップポイントが付与され、ユーロドルの買いポジションを持っていた場合にはスワップポイントが差し引かれます。
海外取引所の資金調達と似たようなイメージですが、スワップポイントも海外FX業者の収益源となっているため、付与される金額と差し引かれる金額を比較すると、必ず差し引かれる金額の方が多くなります。このため、同じ銘柄を両建てすると徐々にマイナス収支になっていきます。
このスワップポイントも、海外FX業者によって水準が異なり、もらえるスワップポイントが多いブローカーや少ないブローカー、買いポジションも売りポジションも両方マイナスのブローカーなどさまざまです。
Exness(エクスネス)は、メジャー通貨で売りも買いもスワップがつかないという独特のサービスを提供しているので、スワップポイントを考慮したくない人はExnessがおすすめです。
おすすめの海外FX業者
海外FX業者に馴染みのない方は、どういった基準で業者の良し悪しを判断するべきか分からないことも多いでしょう。ここでは判断基準となるポイントについて解説します。
取引コストで選ぶ海外FX業者
海外FX業者を選ぶ際に最も重要視したいのが取引コストです。取引回数が多ければ多いほどその差は大きく表れます。
海外FX業者は、スプレッドのみの口座タイプと、スプレッドに加えて取引手数料が発生する口座タイプの両方を用意していることが多いです。そのため、取引コストはスプレッド水準と取引手数料を合算して比較します。

取引コストの低い海外FX業者をまとめました。
順位 | 海外FX業者 | 特徴 |
1 | ![]() |
有名FX業者で信頼性は抜群。ゴールドなどのCFDも含め多くの銘柄で狭いスプレッドを提供 |
2 | ThreeTrader![]() |
新興ブローカーながら、XAUUSDからFX通貨ペアまでほとんどの銘柄においてトップクラスの狭いスプレッド |
3 | ![]() |
スキャルピングができる海外FX業者として以前はダントツの人気だった。日本進出が早く、多くのトレーダーが利用している |
4 | ![]() |
100万円以上の入金で使える上位口座は非常に優秀。下位口座でもそこそこのスプレッド |
5 | ![]() |
スプレッドはそこそこだが、丁寧なサポートや約定力に定評あり |
取引したい銘柄で選ぶ海外FX業者
海外FXの魅力は様々な銘柄を取引できる事です。取扱いペア数の最も多いExclusive Markets(エクスクルーシブ・マーケット)では、オレンジジュースや銅などの珍しい銘柄も取引できます。
また、ドルインデックスや米10年国債、VIXなどの取り扱いがあると、それをMT4/MT5に表示させてトレードの参考にもできるので便利です。
海外FX業者 | 特徴 |
Exclusive Markets![]() |
個別株・ドルインデックス・米10年国債の取扱いあり |
![]() |
個別株・仮想通貨18種・ドルインデックス・VIX指数の取扱いあり |
![]() |
個別株・通貨ペア107種(マイナー通貨ペアが豊富) |
HotForex![]() |
個別株・VIX指数・ドルインデックス・10年国債の取扱いあり |
また、海外FX業者の口座で仮想通貨のトレードもやりたい場合は、仮想通貨の取引条件のいい海外FX業者や、銘柄の多い海外FX業者がおすすめです。
取り扱いのある仮想通貨銘柄(銘柄数ではなくコイン数)が多い海外FX業者を一覧にしました。
海外FX業者 | 種類 | 特徴 |
FXGT![]() |
8 | 土日取引可能・ロースプレッド |
![]() |
12 | EOS.・LINK・DOT・XLMあり |
![]() |
5 | 土日取引可能・スワップフリー |
Exclusive Markets![]() |
11 | QTUM・ZEC・DASH・NEO・TRX・XMRあり |
![]() |
3 | 海外FX業者中、BTCが最もロースプレッド |
安全性で選ぶ海外FX業者
信頼性で選ぶならば、様々な厳しい要件を乗り越えて取得した金融ライセンスがブローカーを選ぶ基準になるでしょう。
近年ではいい加減な営業を行うブローカーはほとんどなくなりました。しかし、あまりにも無名のブローカーには注意が必要です。見せかけの金融ライセンスで詐欺を働くブローカーもあります。運営実績があり、一定の評価を得ているブローカーを選ぶことが望ましいです。
信頼性の高い海外FX業者をまとめました。
海外FX業者 | 特徴 |
![]() |
世界規模で営業する大手海外FX業者。グループ会社がCySEC・ASICなどの信頼性の高いライセンスを保有
AIGの保険に加入 |
![]() |
世界規模で営業する大手海外FX業者。グループ会社がFCAなどの信頼性の高いライセンスを保有
500万ユーロを上限とする民事賠償保険制度あり |
![]() |
世界規模で営業する大手海外FX業者。グループ会社がFCA・CySECなどの信頼性の高いライセンスを保有
大手監査法人のデロイトが監査を行う |
![]() |
バヌアツライセンスしか保有していないものの、2014年から日本で営業していて、出金拒否などの悪いうわさが一切ない |
まとめ
仮想通貨トレーダーがFX取引を始める際の注意点を紹介してきました。
仮想通貨は参入障壁も低く、難しい知識を持たなくても参加できることからトレードに触れる人口も多くなってきました。
しかし、仮想通貨市場は暴落することもあり得るため、仮想通貨以外の収益源がほしいと考えるトレーダーも多いのではないでしょうか?
FXは、テクニカル分析などの基本的なチャートの見方は仮想通貨と共通ですし、比較的仮想通貨から参入しやすいジャンルとなっています。
特に海外FX業者は、口座開設ボーナス(未入金ボーナス)が提供されるため、完全ノーリスクでチャレンジできるというメリットがあります。興味を持った人はぜひ初めてみてください。
海外FX業者の口座で仮想通貨のトレードを行うことも可能です。
